Sparks inside of me

劇場に行くためにどこでもドアが欲しいミュージカルオタクの観劇記録と観るためのあれこれ

【観劇記録】2018年下期観劇まとめ(8月)

 2018年の下期に観劇した作品についての個人的な記録を兼ねたまとめ記事その2、8月分です。個別のレポを書いた作品はそちらへのリンク、個別レポを書いていないものは簡単に感想も書いています。今回から少し写真も貼ってみたり。


[B] Ballet [P] Play [M] Musical


August - 8月

  • 08/03 [B] 世界バレエ・フェスティバル Aプロ
     バレエ観劇の師匠のフォロイーさんから教えて貰い、「世界の名だたるバレエ・カンパニーのスターダンサーたちが一度に観れる」「三年に一度のバレエの祭典」ということで迷わずポチ。仕事を強制終了させて、ダッシュで会場へと向かいました。『くるみ割り人形』、『ジゼル』や『コッペリア』などの誰もが知っている古典作品からコンテンポラリー作品やはたまたロイヤル・バレエのレジデントアーティストのリアム・ムーア氏振り付けの『シェエラザード・パ・ド・ドゥ』などと全部で第四部まであるプログラムは4時間超えの見ごたえたっぷりの盛り沢山の内容。バンと盛り上がりどころがわかりやすいクラシック作品も素敵だけど、どうやら私は現代バレエやコンテンポラリー作品が好きみたいです。特に印象に残ったのは、『ソナタ』、『カラヴァッジオ』、『・・・アンド・キャロライン』、『アンナ・カレーニナ』、『シェエラザード・パ・ド・ドゥ』、『マノン』。推しビリー加藤航世くんの憧れのダンサーのダニール・シムキンさん、レオニード・サラファーノフさんの踊りを観れたのもうれしかった。
    www.nbs.or.jp

  • 08/08 [M] 인터뷰 (Interview、ライブビューイング)
     7/29のマチネと全く同じ組み合わせのイ・ゴンミョンさんのユージン先生、チョン・ドンファさんのシンクレア、キム・スヨンさんのジョアンの公演が丸々一本ネイバーTVやVライブのアプリで生中継。太っ腹すぎる!当日、台風が接近していたことを言い訳にいそいそと自宅に帰って視聴しました。短い期間の間に進化していたドンファさんのシンクレアの演技にびっくり。カメラワークも良かったですが、ジミー降臨の瞬間を逃していたのがちょっと残念。私、思ってた以上に先生の演技見れてなかったな、とちょっと反省したり。(←) 今もハイライト版(というより最初の15分ほど?)が観れるようなのでリンクを貼っておきます。
    www.vlive.tv

  • 08/12 [M] Matilda*
     最近韓国でも初演を迎えて話題になったロアルド・ダール(Roald Dahl) 作の人気児童書を原作としたミュージカルを夏の渡英の観劇一作目として久しぶりに観ました。ミュージカルの作詞作曲はJCSアリーナ版のユダ役としてもお馴染み、コメディアンで俳優で歌手のティム・ミンチン (Tim Minchin) さん。この日のマチルダサヴァンナちゃん。おもちゃ箱をひっくり返したようなセットといい、ユーモアとウィットに富んだ物語と歌詞といい、可愛らしいのに涙腺を刺激する音楽にとやっぱり本当によくできたミュージカルだなぁとしみじみと感じました。そして子供たちがみんな芸達者!大人になってから『マチルダ』を観た私は「When I Grow Up」を子供たちが歌うときもミス・ハニーが歌うときもなんだか泣けてくる。

  • 08/12 [P] The Play That Goes Wrong*
     時差ボケが抜けきらない遠征序盤の魔のソワレの時間帯。「眠くならなさそうな作品を!」と思い、ミスチーフ・シアター (Mischief Theatre) の「Goes Wrong」シリーズの原点、『The Play that Goes Wrong』をチョイス。設定としては1920年代を舞台にした殺人ミステリー劇の初日…しかし戯曲のタイトル通り、あらゆることがことごとく予定通りに上手くいかない(笑)言葉遊びもあったりしますが、基本的に俳優さんが体を張りまくりのあまり言葉が問題にならない抱腹絶倒コメディなので、「演劇だし…」と二の足を踏んでいる方もぜひ!かなり振り切れててめっちゃ笑わせていただきました。希少な日曜ソワレのある作品でもあります。『A Comedy about a Bank Robbery』も今度観てみたいです。

  • 08/13 [P] The Merry Wives of Windsor*
    theatre-goer.hatenablog.com

  • 08/14 [M] Little Shop of Horrors*
     夏は外せないリージェンツ・パークの屋外劇場での観劇。今回の作品は同名のB級ホラー映画をミュージカルにした『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』。作詞作曲はディズニー映画でおなじみのハワード・アシュマン (Howard Ashman)、アラン・メンケン (Alan Menken) のコンビ。ノリのよいキャッチーな音楽に全力のB級ホラーのノリにカラフルでポップで可愛い衣装や小道具がとても楽しい作品でした。特によかったのはもさ可愛くて、がっしりとした腕の筋肉が魅惑のシーモア役のマーク・アントリン (Marc Antolin) さんと、思わず「ヴィッキー様!」とひれ伏したくなる迫力満点のオードリー二世役のドラァグ・クイーンのヴィッキー・ヴォックス (Vocky Vox) さん。クリスタル役のセイ・オムーンバ (Seyi Omooba) さんのキレッキレのダンスもすごく良かった!

  • 08/15 [M] Fun Home*
     この夏の渡英で一番観たいと思っていた作品だったのに、大好評で気がついたら全日程のチケットが完売していたウェスト・エンドの『ファン・ホーム』。Today Tix のアプリでロトに申し込み、無事当選してなんとか念願叶って観劇することができました。ロトでゲットしたのは3階のギャラリーの席。視界も良好でこれで20ポンドはかなりお買い得。実は初めてのヤング・ヴィック (Young Vic) 劇場。ブロードウェイで上演されたときのように客席が舞台を取り囲むような形式ではなく普通のプロセニアウム型の劇場用のセットだったのですが、プロセニアム型の劇場のならではの奥行きを使った演出がすごく効果的で印象深かったです。日本で観たときも号泣してしまったのだけど、原語で観てもやっぱり涙でボロボロに。娘と父の物語だというイメージが強かった『ファン・ホーム』だけど、これは娘と母の物語でもあるんだなぁと強く感じた3回目の『ファン・ホーム』。父は長女を名誉長男として扱う節があるけど、母はある一定の年齢を超えると娘を同じ女性として扱うんだよなぁ...とか色々と自分に重ね合わせてしまってめちゃくちゃ抉られました。トイレが広ければしばらく篭って泣いてたかも...。観れてよかったです。

  • 08/15 [M] The King and I*
     マチネで大泣きした後はケリー・オハラ (Kelli O'Hara) さん、渡辺謙さん主演の『王様と私』を観劇。セットも衣装もすごく豪華で素敵!ケリーさんのアンナも謙さんのシャム王もとてもよかった!ケリーさんはやっぱり素晴らしい歌声で、謙さんはさすがのオーラと貫禄なんだけどとてもチャーミング。二人が大人気なく喧嘩したりぶつかり合ったりしながら交流を深めていく姿にほっこり。歌うナンバーはないけど大沢たかおさんの大臣役も印象深かったし、韓国の『レ・ミゼラブル』以来久しぶりに観るチョン・ナヨンさんのタプティムもすごく素敵だった。そして王子王女達がめっちゃ可愛くて癒される…。とkに一番幼いお姫様役の子役ちゃんがめちゃくちゃ可愛くて、キャストも観客もメロメロのデロデロにしてた(笑)でも、やっぱり一番感慨深かったのはチャン王妃役をルーシー・アン・マイルズ (Ruthie Ann Miles) さんで観れたことかもしれない。愛情深い妃で母である彼女を素晴らしい歌声ですごく素敵に演じられていて、こうやって元気に舞台に立っている姿を拝見できるだけで感無量...。

  • 08/16 [P] Exit the King*
     この日の午前中はロンドンらしいお天気で朝から雨模様。直前まで何を観るか悩んでいたのですが、「ナショナル・シアターで何か観たいな」ということでこちらの作品をチョイス。シュールで不思議な世界観の作品。舞台はヨーロッパのある王国、400年以上生きた王は死期を迎えている。コメディだけど、生や権力にしがみつくことや自分を中心に構成される世界などの普遍的なテーマを扱っていて少し哲学的。王は400歳を過ぎてもどうしようもないお子ちゃまなんだけど、そんな幼さとか世界観とかが少し『ネバーエンディング・ストーリー』と童心の君を彷彿とさせたり。全体的にはこじんまりと使っていたオリヴィエ劇場の広さを最後の最後でフル活用したラストシーンがとても印象に残りました。

  • 08/16 [P] The Jungle*
    theatre-goer.hatenablog.com

  • 08/22 [B] 白鳥の湖 (シンフォニーバレエスタジオ)
     「推しビリー加藤航世くんが出演する、しかも『白鳥の湖』!」ということで観に行ったシンフォニーバレエスタジオさんの5周年記念公演の全幕バレエ『白鳥の湖』。気分はRBSの発表会を観るために張り切ってロンドンに出てきたイージントンの近所のおばちゃん。フル編成のオケの生演奏にプロジェクションの映像を使った演出ととても凝っていて、スタジオの先生や客演のダンサーさんたち、スタジオの生徒さんたちもみんな素敵でとても充実した内容の公演でした。航世君は一幕の宮廷の場面と三幕の舞踏会の場面に登場。三幕はナポリのパ・ド・ドゥを踊っていて、タンバリンを使った振り付けが面白かった!航世君の晴れ舞台をこんなに早く観れて、胸熱です。ジークフリード王子とオデット姫も素敵だったけど、道化役のダンサーさんの荒井さんが気になりました。シンフォニーバレエスタジオさんのホームページに公演の様子を紹介するページがあったのでリンクを貼っておきます。
    symphony-ballet.com

  • 08/25 [M] 인터뷰 (Interview)
    theatre-goer.hatenablog.com

  • 08/25 [M] 인터뷰 (Interview)
    theatre-goer.hatenablog.com

  • 08/25 [M] 록키 호러 쇼 (ROCKY HORROR SHOW)
     8/25に観ている作品が3つも並んでいますが、決して日付を間違っているわけではなく。この日の『ロッキー・ホラー・ショー』はソワレと22:00開演の深夜公演の二本立てて、去年観たいと思っていながら結局枠がなくて観れなかったソン・ヨンジンさんのフルター博士目当てで観劇。実はこの日、ソウル入りの飛行機が最近就航した羽田発のチェジュ航空の2時の深夜便、翌日朝には帰国するという修行のようなハードスケジュールだったのですが、喉がガラガラになるまでわーきゃー叫んできました。深夜だからなのか、観客のテンションも振り切れてるし、それでもヨンジンさんが煽る煽る(笑)噂に予々聞いていたヨンジンフルターのプリッとしてキュッあがったハミケツを舐めるようにガン見してきました(←)韓国のロキショは歌ウマ揃いのそうそうたる俳優様たちが全力でB級ホラーノリをやってくれるのが素敵。

  • 08/30 [B] Swan Lake (ROH Cinema Season)
     6月にロイヤル・オペラハウスデビューして観たロイヤル・バレエの『白鳥の湖』がキャスト違いで観れるということで楽しみにしていた2017/2018シーズンのROHシネマシーズン最終作品の『白鳥の湖』。シネマのキャストはオデット/オディール役がマリアネラ・ヌニェス (Marianela Nuñez) さん、ジークフリート王子役がワディム・ムンタギロフ (Vadim Muntagirov)さん、悪魔ロットバルト役がベネット・ガートサイドさん。王子の友人ベンノ役にアレクサンダー・キャンベル (Alexander Campbell) さん、王子の二人の妹姫たち役に高田茜さん、フランチェスカ・ヘイワード (Francesca Hayward) さんというとても豪華な顔ぶれ。ワディムさんは優美で気品溢れる苦悩する若き王子。マリアネラさんはの憂いのオデットに挑戦的なオディール...別人すぎてすごい!高田茜さん...すごく視線が吸い込まれる...なんか目で追ってしまう...。やっぱりダンサーさんが違うと、雰囲気もかなり違っていてそんなところも面白かったです。高田さんのオデット/オディールも観たかったな。チャイコフスキーの音楽もダンスも美術も衣装も美しくて大満足でした。

  • 08/31 [B] ロイヤル・エレガンスの夕べ
     二日連続でロイヤル・バレエ!ということでロイヤル・バレエのダンサーさんたちの来日ガラ公演の『ロイヤル・エレガンスの夕べ』、観てきました。ロイヤル・バレエのレパルトリーの幅広さダンサーさんたちの素晴らしさを実感させられる充実した豪華な公演!衣装がすごく可愛くて、ずっと気になっていたケネス・マクミラン振付の『エリート・シンコペーションズ』が観れたのがすごくうれしかった。衣装はもちろん、ダンスもコミカルで可愛い!やっぱりコンテンポラリー作品や現代バレエの作品に惹かれる傾向はここでも。アダム・クーパーさん振り付けだという『危険な関係』はとてもドラマチックで引き込まれ。一番好きだったのは、練習動画も気になっていたウェイン・マクレガー振付の『レイヴン・ガール』(Raven Girl)。平野さんも高田さんもすごく素敵だった!いつかフルで観たい作品。ダンサーのみなさまも本当に素敵でなんとも贅沢なガラ公演でした。

2018年累計:80回(59演目)


 このペースだと確実に今年は初の大台に乗りますね...。