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劇場に行くためにどこでもドアが欲しいミュージカルオタクの観劇記録と観るためのあれこれ

【観劇記録】2018年下期観劇まとめ(9月)

 2018年の下期に観劇した作品についての個人的な記録を兼ねたまとめ記事その3、9月分です。個別のレポを書いた作品はそちらへのリンク、個別レポを書いていないものは簡単に感想も書いています。


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September - 9月

  • 09/01 [M] イン・タッチ
     名古屋在勤の会社の後輩から突然「飲みたいです!そして何か観劇したいです!」とリクエストをもらったので、急遽その時期に観劇できる作品をリサーチ。フォロイーさんにも情報をもらっていくつか候補をピックアップして、後輩ちゃんにどれがいいか選んで貰って観劇を決めたのがこちらの『イン・タッチ』(In Touch) イギリスの新作ミュージカルの翻訳公演で近未来モノ。重度の大気汚染によって地球のほとんどの場所では外出が制限されている中、人々は「In Touch」という電脳空間で長時間過ごす。「ともだち」役の田村良太さんが凄く良かったということで後輩ちゃんとも意見が一致。割とベタな展開だけどストーリーもなかなか面白かった。何気に初めて世田谷パブリックシアターで観劇したのだけど、素敵な劇場ですね。

  • 09/08 [P] 나미야 잡화점의 기적 (ナミヤ雑貨店の奇蹟)
    theatre-goer.hatenablog.com

  • 09/08 [M] 인터뷰 (Interview)
     パク・ウンソクさんのユージン先生、キム・ギョンスさんのシンクレア、キム・スヨンさんのジョアンで観劇。ギョンスさんとウンソクさんの組み合わせは初めてだったのですが、「このペア好きだ!」と思いました。真意を隠してユージンに近づくギョンスシンクレアの思い詰めた緊張感がヒリヒリした回。そして熱意を持って優しく受け止めるウンソクさんの先生。このペア好きなんだけど、ウッディvsユージン先生は遊びがなくてつまんないんですよね(←) でも好き...。

  • 09/14 [M] 인터뷰 (Interview)
     キム・スヨンさんのユージン先生、キム・ジェボムさんのシンクレア、キム・ジュヨンさんのジョアンで観劇。ジェボムさんのシンクレアを一度観てみたくてとったチケット。ジェボムシンクレアは、暗くていかにも人付き合いが苦手そうなシンクレアで、ギョンスさんのシンクレアとはまた違った方向で闇が深そうなシンクレアでした。何というか、漂う雰囲気がとても幸薄そう...。ウッディは椅子の裏に籠城してエア銃撃戦を仕掛けたりと思いっきりユージン先生を翻弄してくれたので満足。人格の演じ分け方がシンクレアごとにぜんぜん違うのがやっぱり面白い。

  • 09/15 [M] 인터뷰 (Interview)
     ミン・ヨンギさんのユージン先生、キム・ギョンスさんのシンクレア、キム・スヨンさんのジョアンで観劇。この回はヨンギさんのユージン先生が観たくてとったチケット。ヨンギさんのユージン先生は他の先生達ともまた全然違っていて、序盤はとても冷静で鋭い捜査官の眼差しを感じる役作りなんですが、シンクレアの身の上を知っていく中で徐々に彼に情が移っていってその心の闇に胸を心底痛めている様子が印象的でした。ヨンギさんの深く低い声がすごく好きなので耳福だけど、ヨンギさん、ドリームアートセンターの狭い箱ではマイクいらないですよね。ヨンギさん先生はお子様の扱いが壊滅的に下手だと聞いていたので楽しみにしてたのですが、大人しいギョンスウッディでは下手さ加減が測れず残念でした。(←)

  • 09/15 [P] 생쥐와 인간 (Of Mice and Men)
     スタインベックの戯曲『二十日鼠と人間』を初めて観たのはNTライブで。全くどのような話かわからずに観に行って、最後の最後にズドーンと打ちのめされた記憶が鮮明です。今回はイム・ビョングンさんがこれまで出演されていた作品で演じていた役とはまた全然イメージの違うレニー役で出演すると聞き、じわじわと観たくなってチケットをポチ。かなりのハマり役でなんというか、もうレニーにしか見えませんでした。今回は結末を知っての観劇だったので最初からいろんな場面でダラダラと涙が止まらず。またジョージ役のムン・テユさんも良くて。レニーを心から大切に思う気持ちと、レニーがいなければという思いで揺れる姿。時間とともに移ろう空の色と竹細工のような枠組みの箱を組み合わせたシンプルなセットで、オリジナルの戯曲から登場人物も少し削って主要登場人物のリアルな感情の描写で迫ってくる、役者さんの技量が最大限に問われる演出でした。劇中の音楽は生演奏でそれも印象的。カーリーとスリムという全く雰囲気の違う人物を一人で演じているキム・ジフィさんもすごく良かった。誰もが自分のささやかな夢を叶えたいと思っていただけなのに起こる悲劇。愛が大きいこその大きな悲しみ。かなり抉られましたがとても良かったです。

  • 09/16 [P] 알 앤 제이 (Shakespeare’s R&J)
    theatre-goer.hatenablog.com

  • 09/16 [M] 인터뷰 (Interview)
     パク・ウンソクさんのユージン、ギョンスさんのシンクレア、チェ・ムンジョンさんのジョアンで観劇。ウンソクさんのユージン先生、ギョンスさんのシンクレアの組み合わせ2回目。1回目より熱さが増していたと感じたウンソクさんの先生。観るたびに毎回新しいアプローチを取り入れてきてくるギョンスさん。月末のマイマッコンもこのお二人で締められるなんて幸せだなぁとしみじみと思ったのでした。この日のカーテンコールはウンソクさんが大きく両手を開いてハグ待ちしているのをギョンスさんがつれなく横を通り過ぎて行って、そんなことにもめげずに後ろからギョンスさんをバックハグするウンソクさんがとても可愛かった。

  • 09/19 [B] Winter’s Tale (ROH Cinema Season)
     ロイヤル・オペラハウスのシネマシーズンで唯一見逃してしまってすごく残念に思っていた『冬物語』がアンコール公演で観れる!ということでいそいそと仕事を切り上げて向かった映画館。主役のリオンディーズ王を演じる平野亮一さんの一幕の狂気に取り憑かれたような嫉妬と絶望の演技が凄く、踊りもめっちゃ見応えたっぷりで大満足。私はバレエもミュージカルも基本的に演技に惹かれるということと、こういう苦悩に狂う感じの演技が上手い人が大好きなんだなぁということを改めて実感しました。二幕の明るくて開放的なボヘミアも色鮮やかな衣装とコール・ド・バレエの群舞が圧巻。サラさんとワディムさんの若い二人の恋人たちも軽やかで華やかで美しく。様々な感情と物語が踊りを通して饒舌に語られていて、ドラマチックでとても面白かった。音楽も美術も好きだったし、もしかしたら作品としては2017/2018のROHシネマシーズンの中で一番好きかもしれない。

  • 09/22 [C] ファンタスティック・ミュージカルコンサート
     イ・ジフンさん、ソン・ジュノさん、ミン・ウヒョクさん、チョン・ドンソクさんの出演のコンサートの夜の部に参加してきました。歌ウマ揃いの歌い上げ大王揃いで耳福。若干サービス過多な感じのヒョンたちとは対照的にとてもシャイなどんちゃんが珍しくとても頑張っていたのが微笑ましかったです。ウヒョクさんにお姫様抱っこをしろだの、腕立て伏せをしろだの色々と好き勝手にオーダーして無茶振りするサービス精神旺盛なジュノさんにのりながらもやり過ぎをスマートにあしらうジフン兄さんがいいコンビでした(笑)しかし180センチ普通にあるはずのジフンさんが比較的小さく見えるこのメンバーすごい。なんで韓国の俳優さんってあんなに背が高い人が多いんですかね?期待以上にとても楽しいコンサートでした。

  • 09/29 [P] 알 앤 제이 (Shakespeare’s R&J)
     R&Jの魅力に気がつくのが遅すぎたため、千秋楽前日に2回目の観劇。学生1がムン・ソンイルさん、学生2がユン・スホさん、学生3がソン・ユドンさん、学生4がイ・ガンウさん。全員180センチ超えの大きい子たちの組み合わせ千秋楽で、メンバーとしては9/16に観たときとは学生1が違うだけなのに、また全然違う雰囲気でおもしろかったです。ソン・スンウォンさんの学生1が少し遠巻きに周囲の学生たちとの距離をとって斜に構えている雰囲気の孤高の存在な感じなのに対して、ソンイルさんの学生1は純粋で夢中になりやすくて他の学生たちとの仲間感がとても強い雰囲気。もしかしたら学生3は学生1のことが好きなのかも、という目線で彼らの様子を追っていると、学生3がかなり切なくてついついユドンさんを目で追ってしまいました。学生3がマーキューシオの役に入り込んでいるときの伊達と酔狂に生きている刹那的な感じもかなり好き。前回は舞台席で今回は普通の客席だったので、見える部分が全然違うのもまた新鮮。この4人の組み合わせはとにかく二幕が切なくて切なくてしょうがなくて、最後の最後でかなりガチで泣きました。どの俳優さんも本当に素晴らしかった。もう少し早くに出逢えていたら確実にもっと観ていたと思う作品。気がだいぶ早いですが、再演が本当に待ち遠しいです。

  • 09/29 [M] 인터뷰 (Interview)
    theatre-goer.hatenablog.com

2018年累計:92回(65演目)


 このペースだと確実に今年は初の大台に乗りますね...。