2017年初日の観劇第2弾はミュージカルではなくストレートプレイ。いや、ストプレと言うのも少し語弊がある気がします。映画と若干のストーリーの違いはあるものの、タイトルの通り、まさに『Trainspotting』ライブ版という感じ。
同じ日に観劇した『Trainspotting LIVE』は超刺激的観劇体験という感じでした。
まず、会場に辿りつくまでが刺激的。
会場となっている The Vaults のパフォーマンススペースの入り口がなかなかにわかりにくい場所にあるので、結構余裕を持って会場に向かったのにもかかわらず、時間内に辿りつけるかハラハラ。さらに会場周辺に漂うどことなくアングラな雰囲気にさらにドキドキ。やっと会場に辿りついて、思いの外幅広い年齢層の他の観客のみなさんの姿に少しホッとしてしまいました。
映画を観ずに観た私は先の展開が読めずにさらにドキドキ。
さらにこの作品、キャストの役者さんに絡まれる、絡まれる。観客が座るスペースを含めて狭い会場のありとあらゆる場所でストーリーが展開され、役者さんが急に隣に座って話しかけられたりするのはまだかわいいもので、×××まみれのシーツ(を模した何かだと信じたい)が飛んできたり、×××の水(に見せかけたただの水だと信じたい)が飛んできたり、とにかくいろんなものが飛んできたり目に飛び込んでくる。
映画はかなり有名なのでご覧になったことのある方も沢山いらっしゃるかと思いますが、あのドラッグ&セックスの世界が眼前で展開されるのです。心臓の弱い方、お下劣なのが許せない方は全力で避けることをお勧めいたします。
役者さんのみなさまが至近距離で演技をしているので臨場感は最高級。「この人たち本気でヤバイ人達なんじゃ…?」とマジで不安になってくるくらい迫真の演技です。
とても強烈で面白い体験でしたが、舞台が終了し、役者のみなさまが素に戻って「新年初めの日にこの作品を観てくれてありがとう!SNSとかで舞台の宣伝してもらえるとうれしいです!」(うろ覚え)と言っている姿を見て本気で安堵してしまうビビりの私にとっては若干刺激が強すぎたようで、観劇後ドッと疲れました。こういうお話はモニター越しぐらいの距離感が私にはちょうどいいようです(笑)