2022年第一四半期の観劇記録です。個別のレポを書いた作品はそちらへのリンクを、個別レポを書いていないものは簡単に感想も書いています。
- January - 1月
- ミュージカル 『ブラザーズ・カラマーゾフ』(브라더스 까라마조프) NAVER後援ライフ配信《2022.1.10》
- ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター』(Fist of the North Star) @ Aichi Arts Center, Nagoya《2022.1.15マチネ,ソワレ》
- 演劇『hana -1970、コザが燃えた日-』@ Tokyo Metropolitan Theatre, Tokyo《2022.1.16マチネ》
- ミュージカル『ブルーレイン』(BLUE RAIN) @ Hakuhinkan Theater, Tokyo《2022.1.22ソワレ》
- モダンスイマーズ『だからビリーは東京で』 @ Tokyo Metropolitan Theatre, Tokyo《2022.1.23マチネ》
- 演劇『Constellations』(オンデマンド配信)《2022.1.31》
- 2月 - February
- 3月 - March
January - 1月
ミュージカル 『ブラザーズ・カラマーゾフ』(브라더스 까라마조프) NAVER後援ライフ配信《2022.1.10》
フョードル:ド・チャンソンさん
ドミートリィ:イ・ヒョンフンさん
イヴァン:キム・ジェボムさん
アリョーシャ:キム・ジオンさん
スメルジャコフ:チェ・ソクジンさん
2020年に滑り込みで観た『ブラザース・カラマーゾフ』でとても良かったイ・ヒョンフンさんのミーチャ(ドミートリィ)目的で観劇。ヒョンフンさん、ジオンさんのアリョーシャ以外はそれぞれの役では初観劇でした。チャンソンさんのフョードルはクソ親父なんだけど、どこか憎めない愛嬌があり、ヒョンフンミーチャは変わらず俠気に溢れる感じで、ジェボムさんのイヴァンのあまりの繊細さと儚い風情にびっくりし、ソクジンスメルジャコフのあまりの幼さに胸が痛くなり、ジオンアリョーシャの最後の眼差しの鋭い強さに射抜かれました。ジオンアリョーシャのあのラストは革命家アレクセイ誕生の瞬間を目撃しているようだった。
ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター』(Fist of the North Star) @ Aichi Arts Center, Nagoya《2022.1.15マチネ,ソワレ》
ケンシロウ:大貫勇輔さん
ユリア:平原綾香さん
ラオウ:宮尾俊太郎さん/福井晶一さん
トキ:加藤和樹さん
レイ:上原理生さん/伊礼彼方さん
ジュウザ:伊礼彼方さん/上原理生さん
シン:上田堪大さん/植原卓也さん
リュウケン、他:川口竜也さん
マミヤ:松原凜子さん
トヨ/トウ:白羽ゆりさん
バット/少年ケンシロウ:渡邉蒼さん
リン/少女ユリア:山﨑玲奈さん
ミスミ、他:安福毅さん
リハク、他:中山昇さん
青年ラオウ、他:一色洋平さん
青年トキ、他:百名ヒロキさん
フドウ、他:澄人さん
ライガ、他:後藤晋彦さん
フウガ、他:田極翼さん
ダグル、他:宮河愛一郎さん
アンサンブル:
飯作雄太郎さん、岩瀬光世さん、
輝生かなでさん、坂口杏奈さん、
内木克洋さん、中野高志さん、
原広実さん、妃白ゆあさん、
福田えりさん、藤田宏樹さん、
LEI‘OHさん、大竹尚さん
年末年始に配信を何回観たのか覚えていないくらい周回して、謎のスイッチが入って『北斗の拳』の原作ミュージカル対比表を作ったりした時点である程度予想していたけど、我慢ができず、名古屋へ遠征。ちょうど名古屋のロフトで南斗六星展をやっていたので、そちらにもマチソワ間で立ち寄ったり。宮尾ラオウに「我が生涯一片の悔いなし!」って言われると「そんな最期まで強がらなくていいよお兄ちゃん!」って思うんだけどそんな強がりも含めてめっちゃラオウだ!って思い、福井ラオウに「我が生涯一片の悔いなし!」って言われると、「そうでしょうとも、最後の最期まで最強の男たらんとしたアンタらしい最期だよ」、さすがラオウ様と思った。ソワレ後のアフタートークまでしっかり楽しませて貰って凄く満足度の高いアタタミュ納めでした。せっかくなので年末年始に謎の情熱を注いだ対比表のツイートも貼っておきます。
若干修正した前半パートの改訂版もあげておきます。 pic.twitter.com/WH5i9pK7NS
— satoko (@_simpleandclean) January 4, 2022
#アタタミュ ことミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター〜北斗の拳〜』原作コミックとミュージカルの対比表、後半の10巻の残りから16巻の第一部の終わりまでなんとか配信終了前に完成しました。
— satoko (@_simpleandclean) January 4, 2022
とりあえず完成させることを目標に作ってチェックが甘いので色々ミスがあればすみません💦 pic.twitter.com/cVDr3IAbBI
予想外にズボっとはまったけど楽しかったな〜。
演劇『hana -1970、コザが燃えた日-』@ Tokyo Metropolitan Theatre, Tokyo《2022.1.16マチネ》
ミュージカル『ブルーレイン』(BLUE RAIN) @ Hakuhinkan Theater, Tokyo《2022.1.22ソワレ》
モダンスイマーズ『だからビリーは東京で』 @ Tokyo Metropolitan Theatre, Tokyo《2022.1.23マチネ》
演劇『Constellations』(オンデマンド配信)《2022.1.31》
2月 - February
KERA CROSS『SLAPSTICKS』 @ Theatre Creation, Tokyo《2022.2.5マチネ》
ビリー・ハーロック:木村達成さん
アリス・ターナー:桜井玲香さん
中年のビリー:小西遼生さん
メーベル・ノーマンド:壮一帆さん
ロスコー・アーバックル:金田哲さん
デニー:元木聖也さん
ヴァージニア・ラップ:黒沢ともよさん
マック・セネット:マギーさん
アンサンブル:
亀島一徳さん、篠崎大悟さん、
島田桃子さん、望月綾乃さん、
森本華さん、羽鳥翔太さん、
柏木凱斗さん
どういうわけかミュージカルだと勘違いして観に行きましたがストレートプレイでした。映画がサイレントからトーキーに変わりつつある時代に身体を張ったスラップスティックコメディ映画に命を懸けた人達のお話。コメディなんだけど一つの時代が変わるもの哀しさが後を引く感じのお話でした。正直私は笑いを取るために「老人を殴れるか?」と聞かれたら「ぎゃーやめて!」と叫びたくなるタイプの人間なので、昔のコメディアンたちが言葉通り命懸けで挑んだと思われるサイレント映画の映像に肝が冷える思いがしました。そういう意味で私はこのお話に向いてなかったです...。初めて拝見した主演の木村さんはフレッシュでとても良かったです。コメディは相性があるから難しいなぁとも思った作品。
ミュージカル『こんなに普通の』(이토록 보통의) NAVER後援ライブ配信《2022.2.14》
NODA・MAP『フェイクスピア』オンデマンド配信《2022.2.26》
『フェイクスピア』スポット動画
配信終了間際に駆け込みで観劇。もっとシェイクスピア、シェイクスピアするのかと思ったらそうだったような、そうでもなかったような…。NODA・MAP作品初体験だったので不思議な多重構造の世界観に「これ、二週必須なやつやん、リピートできるオンデマンド配信でよかった」ってなりました。また機会があれば別の作品も観てみたい。そして一人で何人ものシェイクスピアの役が憑依する高橋一生さんを観て、高橋さん主演のワンマンマクベスが観たいと思いました。いつか舞台を生でも拝見したい。
3月 - March
演劇『冬のライオン』(The Lion in Winter) @ Tokyo Metropolitan Theatre, Tokyo《2022.3.5ソワレ》
ヘンリー二世:佐々木蔵之介さん
アレー:葵わかなさん
リチャード:加藤和樹さん
フィリップ二世:水田航生さん
ジェフリー:永島敬三さん
ジョン:浅利陽介さん
王妃エレノア:高畑淳子さん
なんか思い込みの勘違い多くない?と自分でもセルフツッコミしたくなるのですが、どういうわけかシェイクスピアの『冬物語』とごっちゃになっていて、シェイクスピアの英国史劇を観るつもりで行ったら史劇の皮を被った比較的現代の作家(ジェームズ・ゴールドマン)のアメリカ風家族劇でした。ちなみに『冬物語』はシチリアとボヘミアの話なのでだいぶ勘違いがひどい。映画は未見でしたが、こんなに笑える場面の多い作品だとは。佐々木蔵之介さん演じるヘンリー2世と高畑淳子さんが演じる王妃エレノアのやり取りがテンポ良く小気味が良く。そして二人のオーラが凄い。ジョン王子と獅子心王リチャードということはジョンはロビン・フッドに登場するあのジョン王子なんですよね...。母エレノアはできる息子のリチャード推し、父ヘンリーはできない子ほど可愛いジョン推し。浅利陽介さん演じるジョンは本当にアホの子なのですが、不覚にも確かにこれは可愛いかもしれない。権謀術数渦巻く世界では底が見え見えのアホの子は癒しなのだと妙な気付きが。王族なので親子喧嘩や夫婦喧嘩が内戦や国際問題に発展する彼らは冷静に考えるとなんて面倒くさくてはた迷惑な人たちなんだろうと思うけど、登場人物全員がなんかとても人間臭くて憎めず。ストレートに表現はしないけど、全身全霊で「愛して欲しい」と喚き騒ぐ姿は滑稽ながらも愛おしく。一方、時折挿入される戦争への怨嗟の情と平和への希求が測らずとも今の時勢を表しているようでもの悲しく。面白かったです。
演劇『アーモンド』(Almond) @ Theatre Tram, Tokyo《2022.3.12ソワレ》
ミュージカル『ネクスト・トゥ・ノーマル』(Next to Normal) @ Theatre Creation, Tokyo《2022.3.27マチネ》
ミュージカル『ブラッド・ブラザーズ』(Blood Brothers) @ Tokyo International Forum, Tokyo《2022.3.30ソワレ》
2022年累計観劇回数:14回(13演目)