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劇場に行くためにどこでもドアが欲しいミュージカルオタクの観劇記録と観るためのあれこれ

【観劇記録】2018年下期観劇まとめ(10月)

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 2018年の下期に観劇した作品についての個人的な記録を兼ねたまとめ記事その4、10月分です。個別のレポを書いた作品はそちらへのリンク、個別レポを書いていないものは簡単に感想も書いています。


[P] Play [M] Musical


October - 10月

  • 10/06 [M] SMOKE(スモーク)
    theatre-goer.hatenablog.com

  • 10/13 [M] 1446
    theatre-goer.hatenablog.com

  • 10/13 [M] 땡큐 베리스트로베리(サンキュー・ベリー・ストロベリー)
     回数はそんなに観ていないけど、好きなミュージカル俳優さんの一人であるコ・サンホさんがイケメンヘルパーロボットを演じるということで気になって観劇を決めた作品。ヘルパーロボットが出てくるミュージカルと言えば、『メイビー、ハッピーエンド』を思い浮かべる人も多いかと思いますが、『サンキュー・ベリー・ストロベリー』の主人公は老朽化した旧式ヘルパーロボットではなく、政府から最新のヘルパーロボットを派遣された独居老人の女性。数年経ったらなんとも身につまされそうな設定です。(←)カーテンを閉め切った暗い部屋でボーッとテレビを眺めるだけの生活を繰り返していた主人公のエマ。強引に彼女の生活に闖入してきたヘルパーロボットのストーンを最初は邪険に扱っていたものの、ストーンとの交流を通して徐々に忘れていた様々な感情と記憶を取り戻していくエマ。この作品のタイトルがなぜ「サンキュー・ベリー・ストロベリー」なのかの理由がわかった時には号泣必至のほっこり温かい気持ちになれる小劇場ミュージカルの佳作でした。やっぱりサンホさんはこういう2.5枚目な感じのコミカルなキャラクターがとても似合う!そして演技の切り替えもお見事。主演のエマ役のチョン・ヨンジュさんもすごくよかった!
     
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  • 10/14 [M] 키다리 아저씨(Daddy Long Legs, ダディ・ロング・レッグズ)
     キャスト追加が発表された時に「これは観なきゃ!」と思ったソン・ドゥソプさんのジャーヴィス。爽やかで優しいドゥソプさんのイメージそのままに、ドゥソプさんのジャーヴィスも爽やかで優しいジャーヴィスでした。ドゥソプさんのジャーヴィスは坊ちゃんのイメージにあった大人気ないこすさは爽やかすぎて皆無(笑)その代わり、ひとまわり年下の女の子に振り回されてあわあわわたわたしている姿が初恋をしている十代の男の子のようでなんとも微笑ましい。ユリアさんのジルーシャがかなり凛々しくて強い雰囲気なので、二人のギャップがよりそう感じさせる部分もあったと思います。そしてドゥソプさんとユリアさん、声の相性が本当によくて耳福でうっとり。強気で男勝りなユリアさんのジルーシャだからこそ、彼女が泣きべそをかきながらジャーヴィスへの想いを足長おじさんに打ち明ける場面は本当に胸がぎゅっと締め付けられて。音楽も本当に素晴らしいし、やっぱり大好きな素敵な作品だなぁと改めて思ったのでした。
     
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  • 10/19 [M] SMOKE(スモーク)
     10/6に観た『スモーク』日本初演があまりにも良かったので、その場で追加したリピーターチケット。キャストは前回と全く同じで日野さんの超、大山さんの海、池田さんの紅。日野さんの超は前回観劇したときより俺様度がかなり上がっていて、超然とした雰囲気と弱さを見せるギャップが良かったです。全体的に俳優様たちの熱量がアップしていることを実感した観劇。やっぱり『スモーク』はあの怒涛のように展開していく物語のスピード感がたまりません。

  • 10/20 [M] 1446
     10/13日のリンク参照。

  • 10/20 [M] 오디너리데이즈(Ordinary Days, オーディナリー・デイズ)
     回数はそんなに観ていないけど、好きなミュージカル俳優さんその2のアン・ジェヨンさんが観たくて決めた観劇。「オーディナリー・デイズ」はオフブロードウェイで演っていたライセンスミュージカルなので、英語のキャスト盤を聞いて軽く予習してから観劇したのですが、これで話にすっとはいっていけたので本当に良かった!ジェヨンさんが演じるジェイスンが歌う「Favorite Places」という曲が本当に素敵で、そしてそれを歌うジェヨンさんもジェヨンさんが演じるジェイスンも素敵すぎて萌え禿げた。韓国のミュージカルファンのみなさんにはイマイチ評判はよくなかったみたいだけど、私にとってはかなり好きなタイプの作品。タイトルの通り、いたって普通の人たちのなんてことのない日常の中のちょっとした出来事を取り扱った物語なので、大きな事件が起きるわけでもなんでもないんだけど、じんわりと心に沁みて泣ける大人向けの作品。ジェイスンもクレアもウォレンもデブも愛おしい。キャストのみなさん全員が演技派で歌も上手くてすごく良かったし、ピアニストのお兄さんも素敵だった!すでに2週連続で渡韓していたので泣く泣く断念したけど、本当はもう1回渡韓を増やしてもう1回観たかったくらい。
     
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  • 10/21 [P] 나미야 잡화점의 기적(ナミヤ雑貨店の奇蹟)
     記念するべき今年100回目の観劇は推し俳優様ウジンさん出演の『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の千秋楽で作品としては9月に引き続き2回目の観劇。千秋楽ということで、終演後にダブル・キャスト、トリプル・キャストの裏キャストのみなさんからの挨拶もありました。やっぱり小説と同じ温度感を感じる笑って、泣けて温かい気持ちで劇場を後にできる作品。この作品を最後に、しばらくウジンさんの舞台を観れていないのでちょっと寂しい。早くまたウジンさんの舞台を観たいなぁ...。
     
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  • 10/21 [M] 1446
     10/13日のリンク参照。

  • 10/25 [M] Follies(NT Live)
     久しぶりのナショナル・シアター・ライブは巨匠ソンドハイムのミュージカル『フォリーズ』。この作品も10年後ぐらいに観たらもっと身につまされそう(苦笑)若かりし頃を演じている俳優さんも、年を取った今現在を演じている俳優さんもどちらも素晴らしかった!イメルダさんのサリーもフィリップ・クァスト様のベンも素晴らしかったけど、来年の再演のジョアナさんのサリーとアレックスさんのベンも素敵だろうな、と思うのでチャンスがあれば観たいけど...。細かいけど、歌詞の字幕で I’m still here を「まだいける」と訳してるのがあんまり好きじゃなかった。色々経験して生きてきたからこそ今の私がある、それでも生きてる私って素晴らしい感が薄まりません?若い頃の女優さんたちが綺麗でスタイルもいいけど没個性的で、年を取ってからのほうが個性豊かで生き生きしているように描かれているのがとても良かった。

  • 10/27 [M] SMOKE(スモーク)
    theatre-goer.hatenablog.com

2018年累計:103回(71演目)


 まだ10月だというのにとうとう初の大台に乗りました。さて、年が開ける前にどこまでレポを書ききれるか...。