刻一刻冬が近づいてきている今日この頃、寒がりの私はコートが手放せなくなってきていますがみなさまはいかがお過ごしでしょうか?
私はクリスマスムードが高まるにつれて、ミュージカル『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』(The Story of My Life, 以下一部SOMLと略記)を
観たい欲求をどんどん拗らせています。先日ソウルで今季のSOMLが開幕を迎えたのものの、私が観れるのは来月の後半になりそうなので観たい気持ちは募るばかり。
ちなみに韓国では「ヒーリングミュージカル」と銘打ってPRされているSOMLですが、私は「ヒーリングミュージカル」であると同時にかなりの「抉られミュージカル」だと思っています。自分の中の弱い部分にザクザク突き刺さってきて痛いのなんの。泣けるポイントは感動だけではなく、登場人物が抱えている弱さに直面する痛みや不甲斐なく思う気持ちと苛立ち、寄る辺のなさのような気持ちに感情移入しての部分も多いです。主人公と一緒にその痛みを乗り越えるからこそカタルシスが得られるのも事実。前回『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』を紹介する記事を書きましたが、あまり物語のエピソードには言及しなかった私。韓ミュ観劇仲間のお友達に「SOMLの泣きポイントってどこ?」と聞かれたのをきっかけに、SOMLの物語がなぜ私の涙を誘うかについて考えてみたので少し書いてみたいと思います。
(記事の性質上、ネタバレしかないのでご注意ください)
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