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劇場に行くためにどこでもドアが欲しいミュージカルオタクの観劇記録と観るためのあれこれ

【観劇記録】2018年上期観劇まとめ(1月〜3月)

Theatre-Going 2018 January to March

 2018年の上期に観劇した作品についての個人的な記録を兼ねたまとめ記事その1、1月~3月分です。個別のレポを書いた作品はそちらへのリンク、個別レポを書いていないものは簡単に感想も書いています。



[P] Play [M] Musical [C] Concert [B] Ballet


January - 1月

  • 01/01 [M] 햄릿 : 얼라이브 (ハムレット・アライブ)

  • 01/04 [C] Japan Virtuoso Symphony Orchestra 2018 New Year’s Concert
      クラシック好きの父へのプレゼントとして家族で鑑賞。ピアニストの奥井紫麻さんは当時まだ13歳ということで、ビリーを思い出しながら若い才能に胸が熱くなったり。ムソルグスキーの「展覧会の絵」のモチーフになった絵画の冊子をプログラムと一緒に配布し、絵の解説をナレーションする試みは企画としては面白かったのですが、その冊子がガサゴソ音の温床になってしまいナレーションもなんだか腰を折る雰囲気になってしまったのが残念。現代の技術をフル活用してプロジェクションで絵画を舞台の奥に映し出して、解説もプロジェクションの字幕にすればいいのにと思ったり。

  • 01/07 [B] Alice in Wonderland (ROH Cinema Season)
      ROHシネマシーズン初体験。おもちゃ箱をひっくり返したようなカラフルなセットや衣装、個性的な登場人物(?)たちに心躍る楽しいバレエでした。色んなダンススタイルが取り入れられているのもすごく面白かった!主演のローレン・カスバートソンさんの可憐なアリスも素敵でしたが、一番気になったのはコミカルだけど踊りはキレッキレでめっちゃかっこいいラウラ・モレーラさんのハートの女王。マックレー先輩のマッド・ハッターが次点。

  • 01/19 [M] 햄릿 : 얼라이브
      個別レポは1/1のリンクを参照。

  • 01/20 [M] 팬레터 (ファンレター)

  • 01/20 [M] 여신님이 보고 계셔 (女神様が見ている)

  • 01/21 [M] 타이타닉 (TITANIC)
      明確な主演が決まっていないオムニバス、群像劇形式でそうそうたる豪華なキャストのみなさんが一人で何役も演じているのが面白かったミュージカル。劇場に入った瞬間に感嘆せずにいられない階段が張り巡らすことによって船の雰囲気を作っているセットと、様々な青色の印影を中心に効果的に使われる照明、やっぱり寒色系中心で統一され、視覚的に訴えてくる衣装がとても印象的でした。大きな舞台転換はないのに、これだけ色々な場面を表現できるのがすごい。個人的に好きだったのは、通信士のエピソードと老夫婦のエピソード。

  • 01/24 [B] The Nutcracker (ROH Cinema Season)
     味を占めてROHシネマシーズンのバレエ2回目。ありとあらゆるキラキラに溢れている本当に素敵なバレエでした。ロイヤル・バレエ団を代表するような素晴らしいダンサーのみなさまが目白押しなのだけど、少女らしい可憐さがありながらもどこか凛とした芯の強さを感じるフランチェスカ・ヘイワードさんのクララがめちゃくちゃ好みでした。そしてギャリー・エイビスさんのドロッセルマイヤーの素敵おじさまっぷりにハートを撃ち抜かれたのも言うまでもなく。いつか生で観たい…。

  • 01/28 [M] 에드거 앨런 포 (Edgar Allan Poe)

  • 01/28 [M] 안나카레니나 (Anna Karenina)

2018年累計観劇回数:10回(9演目)


February - 2月

  • 02/04 [P] Angels in America Part 1 : Millennium Approaches (NT Live)

  • 02/11 [C] Michael Ball & Alfie Boe Together Japan Tour 2018
      フォロイーさんからチケットを譲り受けて、急遽いくことになったコンサート。気になりつつも、タイミングを逃してチケットを買えていなかったので本当に感謝。ボール&ボーのおじさま二人組の歌声を堪能するのはもちろん、いっそあざとささえ感じるチャーミングなかわいらしさに身悶えしました。特にアルフィーさんに対しては勝手に堅物イメージを抱いていたのでびっくり。ボクサーのような軽快なフットワークがめっちゃ気になりました(笑)

  • 02/17 [M] ファン・ホーム

  • 02/24 [M] ファン・ホーム
      『ファン・ホーム』おかわり。子役の三人が前回と別キャストでした。吉原光夫さんが演じるブルースが歌う「Edges of the World」中で、ブルースが見せる心の闇の深さに魂が吸い込まれてしまうような錯覚を起こすくらいの熱演でした。まだ2月だというのに私的2018年主演男優賞を早くもあげたい気持ちに。

2018年累計観劇回数:14回(12演目)


March - 3月

  • 03/10 [M] 킹키 부츠 (Kinky Boots)

  • 03/10 [M] 레드북 (RED BOOK)

  • 03/11 [M] 레드북
      個別レポは3/10のリンクを参照。

  • 03/11 [M] 빌리 엘리어트 (Billy Elliot)
      ビリーはエリック・テイラーくん。日本の『ビリー・エリオット』とはやっぱりまた違った雰囲気で、やっぱりお国柄って出るんだなぁというのがとても面白かった。エリックくんのビリーはとても表情豊かでエネルギッシュ。アクロバットが得意なやんちゃな雰囲気のかわいいビリーでした。劇場の客席から出てきたら、山城力くん(日本初演ビリーの一人)と香好ちゃん(日本初演デビーの一人)を発見する「事件」発生。まさか同じ回を観劇しているなんて夢にも思っていなかったのでめちゃくちゃびっくりしてかなり動揺、とても挙動不審に。色々吹っ飛びました。力くん、とても踊りたそうにタップのステップを一人で踏んでいてキュンとした。動揺していた割に結構しっかり観察していますね、私。(←)

  • 03/18 [M] Suicide Party
      フォロイーさんのおすすめを貰ったので、TipTapさんの新作ミュージカルを観劇。人の死に様は人の生き様ということを強く感じる作品でした。印象に残ったのはアメリア・エアハートのエピソード。こういう作品を日本で、日本語で観れるのはうれしい。日本の小劇場独特の雰囲気にはまだ慣れないけど、TipTapさんの公演には今後も注目していきたい。スクリプトも買えばよかったな。

  • 03/21 [P] Angels in America Part 2 : Perestroika (NT Live)

  • 03/24 [M] 레드북
      個別レポは3/10のリンクを参照。

  • 03/24 [M] 킹키 부츠
      ジェリムさんのローラがあまりにも素敵すぎたのでおかわり。この日はホヨンさんのチャーリー。とても熱血なチャーリー!そしてやっぱりジェリムローラが素敵すぎた。オンニ、愛してる!最高にハッピーなのになぜかすごく泣ける作品。本当に大好きです。

  • 03/25 [M] 레드북
      個別レポは3/10のリンクを参照。

  • 03/30 [M] メリー・ポピンズ
      濱田めぐみさんメリーと大貫勇輔さんバートで観劇。濱田さんのメリーは理想通りのメリーで、大貫さんのバートはひたすらかっこよく素敵だった。好きです!きっと大貫バートはメリーと同じ国の出身。ブロードウェイで観たときは「こんな感じなのね~」というぐらいのテンションだったのに、決して悲しいお話じゃないのに気が付いたらだらだら泣いていた。特にバード・ウーマンの島田歌穂さんと濱田さんのデュエットは音だけで泣ける。染み入る日本語の歌詞と台詞。このクオリティで翻訳ミュージカルを観れるのって本当にうれしいし、得難い。ビリーに引き続き、冒険をしてメリーを日本に持ってきてくださったみなさま、ありがとうございます。裏キャストも観たかったな…。

2018年累計観劇回数:24回(18演目)